
【6話】溺甘弁護士の真摯なプロポーズ~三年越しの約束を、もう一度~
作品詳細 ふたりの未来を考えたい 映画デートの約束をした翌日。昼休憩を終えた午後一に、書類を送るため最寄りの郵便局を訪れた。 建物の中に入って...
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作品詳細 ふたりの未来を考えたい 映画デートの約束をした翌日。昼休憩を終えた午後一に、書類を送るため最寄りの郵便局を訪れた。 建物の中に入って...
作品詳細 「そんなことを……?」 思わず呆けたように聞いてしまったが、夫人は頷いて答えた。 「えぇ。一時だけど、憧れの人と過ごせたからそれでいいと。...
作品詳細 追っ手がどれほどいるのか分からない。権力というのは本当に厄介なものね。自分がその頂点に近かったときは、愚かにもその力を手放すまいと奮闘して...
作品詳細 ふと、匡吾とのデートを思い出した。 大学時代も映画を観に行ったことがあった。確かつき合って初めてのデートだ。眞妃が観たいと騒いで仕方なく...
作品詳細 「じゃあ昼には終わるな。どこか出かけようか」 「えっ、会えるの?」 「ああ」 「休みの日に会うのは久しぶりだよね」 四日後の土曜日に、また...
作品詳細 旭はバッジを一度外してから裏向きにつけ直した。 弁護士を志すようになって知ったのだが、彼等は普段バッジを目立つ形ではつけない。大抵の人た...
作品詳細 「藤崎先生!」 歩き始めたばかりの私たちの背中に女性の声が飛んできた。 何事かと驚いて声のした方を振り向くと、カツカツと音を鳴らしながら...
作品詳細 合格率が三十パーセントという狭き門だというのは百も承知だし、ストレートで合格できるなんて最初から考えてはいなかった。だけど三度目となれば焦...
作品詳細 あなたと私の事情 弁護士バッジはひまわりの花をモチーフにしている。太陽に向かって力強く咲く生き様が、『自由と正義』を表しているそうだ。...
作品詳細 待ちに待った、王宮での夜会。 それは社交シーズンの終わりを意味し、これが終わると貴族は各領地へ帰り、秋の狩りのシーズンを過ごす。 マク...
作品詳細 ◆―――――――◆―――――――◆ (やっぱり負担になってると思うの……) 昨晩、ニノ様から「しばらくは腕輪を着けるチャンスを窺っているふ...
作品詳細 5.最後のデート 「柏木くん本当に海外行くんだね~」 「……ですねえ……」 匡吾が海外へ行くのは五日後らしい。やけに急な話に、眞妃はまだ頭...
作品詳細 5.やっと見つけた あの日の彼女をゼロから探し続けて、手掛かりになる情報が少しずつ集まってきた。 彼女は面倒見がよく、メイド見習いなどの...
作品詳細 「こちらがクリス様に着けさせようとしていたブレスレットですか……あぁ、これは見覚えがありますね。同じ仕組みの物を随分と昔に贈られた覚えがあり...
作品詳細 ようやく一つの大きな山を越えた。 眞妃は呆然としながら一人でリフレッシュルームでコーヒーを飲んでいた。もう中堅と言われる年数働いているの...
作品詳細 俺だけの……。 GW初日。今年は土日も含めて六連休となった。社会人になってこれだけ長い期間休めるのは嬉しく思う。 ましてや今日は、初...
作品詳細 今は社交シーズンで、依頼も多く忙しいのに。 一体いつ作ってくれていたのか。 淡いブルーの綿の生地に、同じく綿のレースで縁飾りされたシン...
作品詳細 「その夢については、後で聞かせてもらえるか。今は――――東の庭園であったことを確認したい」 あぁ、身体から力が抜けそうになった。 (当然よ...