【5話】お薬の時間です!~狼騎士隊長の担当看護師に任命されました~
作品詳細 後ずさってしまいたいくらい強烈な視線に、思わず回れ右して部屋から出て行きたくなったが、投与しなければならない薬がある。何かやってしまったか...
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作品詳細 後ずさってしまいたいくらい強烈な視線に、思わず回れ右して部屋から出て行きたくなったが、投与しなければならない薬がある。何かやってしまったか...
作品詳細 とりあえずニーナは頭を切り替えて、薬の入った医療用の鞄の持ち手をぎゅっと握り込み、深呼吸して息を整えた。 (よし、行くぞ!) 心の中で気...
作品詳細 ニーナも溜息をつき最後の消毒を終えて、診察室に入り所定の位置に戻す。 その隣で億劫そうに今日の予約分のカルテを見ていたヤマトが大きな欠伸...
作品詳細 ヤマトは昔、薬学の研究者として王城勤めをしていたほど優秀なのにもかかわらず、自分の好きな研究だけをしたいからと言って、町医者になった変わり...
作品詳細 一、獣人は善き隣人? まだ早い時間だというのに、活気に溢れる賑やかな下町の商店街の中。 少々寝過ごしてしまったせいで、息を弾ませて職場へ...
作品詳細 否定はしたものの、手が止まっていたのは事実に違いないし、この状態の高良にこれ以上抵抗するだけ無駄だ。それは今までの付き合いから学んでいる。...
作品詳細 * ――三十歳までこのままじゃまずいと思うよ。 由衣子と会った翌々日、週が明けていつも通り出社した明莉の耳には、その言葉がまだこびりつ...
作品詳細 「佐和ちゃんありがと。ほんと助かる……!」 先ほど高良から命じられたツクイの案件のスケジュール調整。高良が関わっている時点でACTにとって...
作品詳細 明莉は現在二十八歳。ACTで働き始めて六年が経っていた。ここで働くことになったのはちょっとした縁からだ。大学時代のゼミ仲間でもあった友人の...
作品詳細 「おい」 真剣な顔でパソコンと向き合いながら、忙しなく手をキーボードの上で動かしていた七海ななみ明莉あかりは、すぐ近くで発せられた低い声と...
作品詳細 「それに、夫は誰のもとに行こうとも、どんなに遅くなろうとも必ず泊まらずに家に帰ってきます。それって、彼が帰る場所は私のところだと思っている証...
作品詳細 「さぁ、皆さん揃ったようですので、始めましょうか」 機嫌の悪くなったカリアン夫人の気を紛らわせるかのように、ポンファール夫人がこの場を仕切...
作品詳細 覚束ない身体を叱咤し、再びその動きを大胆にし始めた。 「……はぁ、ンっ、……ぁ、ウィル、さま、……ウィルさまぁ」 荒くなる息。徐々に抑え...
作品詳細 「君は本当読めない人だな。まさかこういうのに興味があるとはね。……僕に見せていない顔があといくつあるんだろう」 「ウィルフレッド様の影響です...
作品詳細 序章 口づけを交わした。 横たわるあなたの口に、この唇をつけて。 とうとうと流し込む。 この毒を。私だけの毒を。 一生解けることの...
作品詳細 トランペットなど管楽器が主体となった音楽で、ステイツでは酒場や町中などで演奏されるらしい。ヘイムではまだ馴染みがないジャズを低俗だと言う人...
作品詳細 しかし僅かな喜びは、続いた父の言葉で落胆に代わる事になる。 「前からガウスにミシェルを売り込んでいたんだ。引きこもり同士なら気が合うだろう...
作品詳細 「ぴったりって、この私にですか……?」 突然ミシェルの部屋を訪れた父は、望んだものを映す魔法の鏡を手にミシェルを抱き寄せた。 「そうだ、ま...