• HOME
  • 毎日無料
  • 【29話】デキる上司が狙うは恋愛戦力外のシンデレラ

【29話】デキる上司が狙うは恋愛戦力外のシンデレラ

作品詳細

「あの、初めてなので……その……電気、消してください」
 小さな声で言うと、健太はすばやくベッドから下りて明かりを消した。けれど枕側の壁にある間接照明は残したまま戻ってくる。
「でも、ここだけは点けておくよ。愛梨の顔が見たいんだ」
「あ、それも──っ」
 反論の言葉は、健太の唇に阻まれた。舌を絡められながらブラウスが脱がされて、下着が露わになる。
「大丈夫だよ。どんな愛梨も可愛いんだから。文句はあとでゆっくり聞く。今は俺に身を任せて。俺だけのことを考えて」
 そう言う健太の瞳には甘い獣の光が宿っている。今まで見たことがなかった、そのオオカミのような眼差しに見惚れてしまう。
 その目には、彼にならすべてを見られてもかまわない。嫌われないと思わせてくれる力がある。だから愛梨は僅かに頷いて見せた。
 健太の顔が肩に埋まると首筋をつるーと舐めあげられて、チュッと吸い上げられる。
「んっ」
 チリッとした痛みを感じて首をすくめると、健太の手のひらが下着ごと愛梨の胸を包んだ。
 円を描くようにゆっくり揉み解されながらも、健太の舌は首から胸元へとゆっくり下っていく。左右に振動させるように細かく動く舌に翻弄されて、愛梨の目に涙が滲み、自然に声が漏れた。
「あっ、あ、あ」
 背中にスッと差し入れられた手によって、締め付けられていた胸がふわりと解放された。
 下着を取られてもなおこんもりと盛り上がっている双丘は形よく、間接照明の柔らかい光の中でもくっきりと陰影を作る。
 白い肌に淡い色の蕾が美しく映え、高い稜線を描くそれに比べてお腹周りはとても細い。暖かい色の光が、そんな愛梨の体の美しさを際立たせ、健太を魅了していた。
 体のラインをなぞるように、脇から腰へと健太の視線が動く。
「綺麗だ……」
 健太が感慨深げに言い、手のひらに入れてもまだ収まりきらないそれを、柔らかさを確かめるようにゆっくり揉みはじめた。
 豊かなふくらみが上下左右に形を変えながら丁寧に解される。
 セクハラ元上司に鷲掴みにされて、気持ち悪さと痛みしか感じなかった部分。それが今はとても気持ちがいいと感じる。
 それに愛する健太に触れられていると思えば嬉しくて、愛梨の白い肌はほんのりとピンク色に染まっていった。
「……今からもっと感じてもらうから、覚悟して。いい?」
 返答する間もなく、宣言通りに健太の指の間に小さな蕾を入れられて、先端をすりすりと擦られると、体の深部がじわりと熱を持った。
「あ、あ……」
 頂きに色づく小さな蕾を唇で挟まれたまま舌でころころと転がされて、くすぐったいような快感に襲われて、愛梨は堪らずにシーツをきゅっと掴んだ。
 彼の舌で硬く尖ったそれをツンと弾かれるたびに感度が増していき、秘めた部分から蜜が溢れ出て、下着をじわりと濡らした。
「や、あんっ、あ」
 胸を愛撫していた健太の指は下っていき、スカートのホックを外して、器用にするすると脱がしていく。
 その間にも愛梨の小さな蕾は、舌で転がされてはちゅうっと吸い上げられていて、絶え間なく襲ってくる快感に身を悶えさせていた。
 だから自分が白いショーツ一枚の姿になっていることなど、気づいてもいなくて……。
 そんなあられもない格好をしているなんて、今から行うことが急に現実味をおびてくる。
 自分でも見たことないようなところを健太に触られるのだ。
 そう考えると恥ずかしくて、ハジメテなことに対するちょっとした恐怖も感じて、つい顔を覆うと、彼がスッと愛梨の体から離れた。
 気になって指の間から覗くと、健太が体を起こしてシャツを脱ぎ捨てている。無駄な贅肉がなく、引き締まった腹部には割れた腹筋が見えた。
 予想以上にスタイルがよくて見惚れてしまいそうになるけれど、愛梨にはもっと気になる部分がある。
 ドキドキしながら割れた腹筋の下にそっと視線をずらすと、まだ彼も下着は穿いたままで、目にすることはできなかった。
 そんなことにちょっと安心していると膝裏を持たれて脚をぐっと開かされる。
 ドキッとするのも束の間、ショーツの上から割れ目の上部がつんと指先で弾かれて、電流が走るような感覚に襲われた。
「ああんっ」
 健太の指は布の上から割れ目をなぞるように何度も上下し、敏感な部分に触れられるたびに愛梨の腰がぴくんと揺れる。
「あっ、やっ、あっ、そこ、だめ」
「愛梨のここの部分、すごくしっとりしてる。感じてくれてる証拠だよ」
 健太が、白いショーツの蜜口に当たる部分は、溢れた蜜で布が透けるほどに濡れている、などとのたまう。
「や、恥ずかしい」
 隠したくなって思わず手を伸ばすと、健太に掴まれてやんわりと拒否された。
「駄目。愛梨のここは、俺だけに見せるんだよ」
 言いながら脚の付け根をぺろりと舐められると、ぞわぞわと腰が震えてしまって、抵抗する手が力なくシーツの上に落ちた。

作品詳細

関連記事一覧

テキストのコピーはできません。