【21話】絶倫軍人王は王女を過激に溺愛したい

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 躊躇な反応を見せる括れを唇で挟み込み、上下に扱く。もっと奥深くまで咥えたくて、亀頭の先端が咽頭にまでくるぐらい迎え入れた。
 口腔に溢れる唾液を飲み込もうとして喉を開く。それから強く吸い上げると、彼の肉棒は口の中でもっと大きくなった。
「はっ……ぁ……」
 ヴィクトルの荒い息遣いが鼓膜を震わせる。それがユーフェミナに興奮をもたらし、もっと激しく肉棒を吸い上げてみた。
「……ユーフェミナ。そなたの口は……熱くて気持ちがいいな」
 彼は、はっきりとそう言った。
 悦んでいる。ユーフェミナの拙い口腔奉仕で気持ちよくなっている。
 彼の大きな手が、ユーフェミナの頭を撫でたり、髪を優しく梳いたりした。
「いいぞ。続けろ。そなたは物覚えがよいみたいだな」
 もっと感じてほしい。撫でてほしい。どんな些細なことでもいいから誉めてほしい。
 ユーフェミナは、自治権のために彼の機嫌を取らねばならないという使命を、どこかに置き忘れていた。
 ヴィクトルにもっと可愛がってもらいたいという欲望が、ムクムクとこみ上げてきてしまうのである。
 胸中を渦巻く渇望に、ユーフェミナは素直に従った。可愛い唇を大きく開き、肉棒を懸命に頬張る。
 濡れた舌を側面に這わせ、口蓋に亀頭を擦りつけ。唇でグチュグチュと肉棒を扱き、時折じゅるりと唾液と先走った液を吸い上げる。
 それを繰り返していると、もっと激しくしたら彼はどうなるのだろうという疑問が湧き、顔を前後に動かして擦り上げる。
 陰茎の根元を飾る縮れた黒い毛が、ユーフェミナの頬をいやらしく掠め、それすら欲望の灯となってしまう。
「んんっ……ふぅっ……んんっ……ん……」
「くっ……ユーフェ……ミナ……。いいぞ、もっとだ。激しく」
 命令どおり顔をもっと速く動かした。うまく顔を動かすため彼の肉棒を支えておきたかったので、指で根元を持ち、そこもゆるゆると擦り上げる。
 口や舌を動かすたび、クチュッヌチュッといやらしい水音が響く。
「イく……口を離すなよ」
 ユーフェミナがしっかりと肉棒を咥え込むと、彼の亀頭の先端から、どっと熱い奔流が迸る。
「ん……ぅうんっ……」
 口腔いっぱいに苦い味が広がり、男の達した証が咽頭に張りつく。ドロリとした液体の味が鼻にまで通り抜け、思わずむせそうになる。
「ぐっ……」
 ここで勢いよく精液を吐き出してしまったら、彼の不興を買うかもしれない。
 ユーフェミナは手のひらで零さぬよう蓋をし、口腔内の精液をどうしようかと涙目で彼に訴える。
 彼は冷静な口調で、こう言った。
「ゆっくりと飲み干すんだ」
 衝撃的な言葉に、熱い雫がユーフェミナの頬を伝う。
 だが拒絶はできない。ゆっくりと少しずつ嚥下すると、粘つく液体が喉をヌルリと通過する。
「ふぁ……ぁ……はぁ……はぁ……」
 やっとのこと口腔内の白濁液を飲み下し、肩口を揺らして荒い息を整える。
 青い目を涙で潤ませるユーフェミナの頭を、ヴィクトルが優しく撫でた。
「ヴィクトル……様……」
「よくできたな。そなたは本当に愛らしい」
 彼の指は耳朶をくすぐるように撫で、それから頬を伝う涙を指先で拭った。
 再び髪を指先に絡め、指先でクルクルともてあそぶ。子猫を慈しむような仕草に思え、そっと彼の右ひざに顔を乗せる。
 彼がずっとユーフェミナの頭を撫でているからか、目を伏せていると気持ちよくなってきた。
 優しいひとときを過ごしたあと、それを打ち破るようなことを彼は低い声で言う。
「今夜は、これまでやったことのないことをいろいろ試してみるか。まずはベッドで私の上に乗ってみろ」
「は……い……?」
 意味が理解できないユーフェミナは、そのまま寝室に連れていかれ性急にドレスを脱がされる。
 ヴィクトルに抱かれるのは、これで何度目だろうか。
「ぁっ……んんっ……はぁ……」
 ユーフェミナは、ベッドに仰向けで横たわるヴィクトルの腰の上に跨がされた。
 足を大きく広げさせられ、反動をつけて自ら身体を上下に揺らす。バランスを崩さないようにと、彼の大きな手が腰を支えていた。
「気持ちがよさそうだな。いい顔だ」
 彼の手が腰から胸へと移動し、乳房を揉みしだいてくる。
 時折、指先でそこを摘ままれると、下腹がキュンと軋んで膣まで響いてきた。
「ぁあっ……ぁんっ……やっ……駄目っ……ぇ……ん」
「何が駄目だというんだ。そなたは胸を弄られると、私の雄を強く締めつけてくる。悦んでいる証だろう」
「そんな……っあっ……!」
 狼狽えるユーフェミナの子宮を、彼が激しく突き上げてくる。
 この態勢では屹立した彼の肉棒が、膣の最奥まで届く。激しく穿たれると、喉から突き破って出てきそうになる。
 意識せず子宮がきゅうっと収縮してしまう。すると彼の腰が最高潮に速く動く。
「ぁっ……ぁあっ……あっぁあっ……ぁ――」
「いいぞ。イけ。私の雄をしっかりと咥え込んだまま達しろ」
「ひぃ……んっ……ひゃぁっ……ぁあ――――」
 ヴィクトルの荒々しい声に、ユーフェミナの膣内がビクビクと震える。
 すると彼の腰がブルリと震え、膣の中に熱い飛沫が迸ってきた。
「いい……ぞ。同時にイったか……」
 手足を小刻みに震わせ、背から倒れ込みそうになる華奢な身体を、ヴィクトルの筋肉質な腕が伸び抱きしめた。
「ぁあ……んっ……ふぁ……」
 彼の厚い胸に倒れ込み、うっすらと汗の滲むお互いの肌を密着させる。
「はぁ……ぁ……んん……」
 ユーフェミナの心臓がバクバクと脈打っているが、彼の心音も同じくらい速かった。
 彼の胸に頬をつけると、森林とムスクの香りがする。それとヴィクトルの汗の香りが交じり合い、とても官能的な匂いが鼻腔をくすぐった。
「ふぅ……んんっ……」
 肉棒から身体を引き抜くと、すぐさま彼の腕の中に捕らわれた。骨が折れそうなほど強い力なのに、不思議と気持ちがいい。
 ヴィクトルが何回もユーフェミナの額にキスをする。最近は情交のあと、とても甘やかな時間になることが多かった。
 頬や額に何回も唇をつけられたり、優しく背や腰を撫でられたり。
 恍惚のまま眠りに落ちてしまっても、いつも彼がユーフェミナの身体を清めてくれる。
 そして朝まで抱き合って寝ることもしばしば。
 日中も、情交中も辛辣で皮肉なことしか言わない彼が、達したあとだけは優しかった。
 その温度差にユーフェミナも翻弄されてしまう。

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