【33話】堕ちて幸せ!?~復讐に燃える完璧令嬢は魔王の花嫁になりました~

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「ライラ、すまん。だがちょっと我慢してくれ。お前の体という体に、俺の印をつけないと気が済まない」
 熱に浮かされたような声がし、それから私は声を殺して強い吸引に堪えた。
 ちゅっ、ちゅうっ……と濡れた音がずっと続き、熱い唇と痛みとが私の肌に刻みつけられる。
 胸だけではなく、お腹、腕、脚。果ては体をひっくり返されて、背中にまでキスマークをつけられた。
「や……。も、つける所……ないでしょ……」
 終わった頃には、私はぐったりとしていた。
 けれど同時に、とてつもない幸福感がある。この体すべてに、私はルーファスのものという印をつけられた。
 それは──、この上ない喜びだ。
「よし」
 私をまた仰向けにひっくり返し、乱れた髪を撫でつけてルーファスが頷く。
「……何が『よし』なのよ、もう……」
「もうこれで、当分誰にも肌を見せられないだろ?」
 私の太腿を左右に割り、ルーファスは胸元に顔を埋めてくる。
「見せる予定もないわよ」
「いーの」
 子供のような言い方をし、ルーファスはちぅちぅと胸を吸ってきた。
 もう、この人本当に時々子供っぽくなるんだから。
「あ……」
 口の中で先端を転がされ、ちぅっと吸い付いてはもう片方の乳首が引っ張られる。
「やだ……っ、いじめないで」
 両方を口と指とで弄られ、しごき上げられる。それだけで、敏感な部分が赤く腫れてしまいそうな気がした。
「ライラのおっぱい……、大好きだ」
 ちゅうっと濡れた音を立てて顔を離し、ルーファスが独り言のように呟く。
 その『本音が漏れた』というような言葉に、私はカァッと頬を熱くさせた。
「や……っ」
「お腹も、前みたいにフカフカぐらいが丁度いい」
 私の両胸を揉んだまま、ルーファスの口は腹部へおりてゆく。
 贅肉が溜まらないように気を付けているとは言え、女性のお腹ってかなり禁忌でもある。そこを丁寧に愛されるものだから、私は羞恥で頭が爆発してしまいそうだった。
「やめて……っ、あなたのお腹みたいに鍛えられてないものっ」
「フカフカがいい」
 私の哀願に、ルーファスは返事になっていない答えを返す。
 すでに赤い痕がついたそこに何度も口づけたあと、彼はもっと下──薔薇色の和毛が生えた小さな丘にも唇を落とす。
「……濡れてる」
 その下で彼を待ち侘びている唇を確認して、ルーファスは嬉しそうに呟いた。
「やだ……っ、やっ、見ないで」
「嫌だ、見る。あと、ライラの味を思い出したい。ずっとご無沙汰だったんだ」
「う……っ」
 そう言われると、体を開かなくては、言うことを聞かなくてはと思ってしまう。
 私の脚を開き、パクリと見えてしまった秘唇を、ルーファスはじっと見つめていた。
「も……、やだぁっ。何かするならしていいから……、じっと見てるのやめて」
 羞恥の最たる部分を見つめられ、私はルーファスの視線だけで蜜を垂らしていた。
 すると、ハァッと息を吸い込む音が聞こえ、ペチャリとルーファスの舌が秘唇に押しつけられる。
「あ……っ」
 ──熱い。
 その温度から、ルーファスの興奮が伝わってきそうな気がする。
 これから私は、彼の舌に嬲られるのだ。
 沸き起こる興奮に彩られ、その時を待っていたのに──。
「あの……っ」
 ルーファスは私の秘唇を舐めない。
 いや、舌をぴったりと押しつけたまま、そこで熱い吐息をついて呼吸を繰り返していた。
 ──恥ずかしいっ!
「あの、ルーファス、やめて? あの、……そうされていると……」
 私が何か言おうとすると、彼の顔が微かに動いて鼻先が突起をかすった。
「んっ」
 鋭く息を吸い込み、私はルーファスの黒髪をかき回す。
「あ……っ、ぁ……、あの……っ」
「んぁ」
 舌を押しつけたまま、ルーファスが声を出す。
 敏感な場所越しに低い声が体を伝い、私はビクッと下腹部に力を入れた。
 彼の両手はずっとサワサワと太腿を撫でていて、焦らされていた私はもう限界だった。
「お願い……。……舐め、て」
 小さな声で懇願した途端、ヌルリと舌が蠢きだした。
「あぁあっ!」
 欲しかった快楽が与えられ、私は嬌声を上げる。
 ルーファスの唾液と私の蜜が混ざり合い、そこはたっぷりと濡れていた。
 チュプチュプと音がしてぽってりと腫れた唇が舐められたかと思うと、硬く尖らせた舌がヌルッと蜜口に入り込む。
「やああぁっ! それ、やぁあっ」
 きう、とあそこを締め付けるように力を入れても、舌はヌポヌポといやらしい音を立てて私を攻め立てる。
「こすらないでぇっ」
 ルーファスが顔を動かす度、彼のスッと通った鼻先が真珠にかする。
 その度、私は甘い声を上げて悶えていた。
 やがてズッ、ジュルッとはしたなくスープを啜る音がし、私は恥ずかしくて涙を零す。
「やだっ、やだぁっ」
 震える脚でギュッとルーファスの顔を挟むと、それをグイッと広げられ、彼が顔を上げる。
「……『いい』って言えよ」

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