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【18話】高良さんに逆らえません!~過保護な俺様社長は甘すぎて危険。~

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 そうやって夢中になってキスに応えていると、不意に何かが胸元をまさぐっていることに気付いた。一瞬、注意が逸れて明莉ははっとする。
「や、な、なに?」
 顔を逸らして素早く下を見れば、高良の手が明莉の胸の上にあるのが見えた。えっと驚いて高良の顔を見る。
「高良さん……!」
「何か止まらなくなった」
 悪びれもなくそう言うと、高良は手を動かして胸の膨らみをゆっくりと揉んだ。恥ずかしさから、ぶわ、と身体が一気に熱くなる。
「けっこうあるな」
 そう言いながら、更に大胆に膨らみを揉み込んでいく。この行動に明莉は慌てた。
「ちょっここで!? 誰かきたらっ」
「もう遅いしこんな時間誰もこねえよ」
 明莉の抗議も意に介さず、あっさりと返した高良は、あろうことか、ノースリーブシャツのボタンまで外し始めた。ぷち、と一つ目のボタンが外れて、隠れていた胸元の肌が露出する。高良はそこにちゅ、と唇を落とした。
「んっ」
 そんなところを誰かに触れられるのは初めてで、思わず出てしまった声に驚いて、明莉が口を手で覆うと、高良がにやっと笑った。
「かわいい声」
 笑いながら言われて、かーっと顔に熱が集まる。堪えきれず、明莉は顔を手で覆った。
 思った以上の恥ずかしさに、じたばたと手足でも動かしたい気分だった。
「なんだよ、これ。随分可愛いのつけてんな。勝負下着?」
「……え? あっ」
 何のことだと釣られたように見れば、いつの間にかボタンは三つほど外されて、ブラが完全に見えていた。
(いつの間に? 早すぎるっ)
 しかしその手際の早さを驚いてばかりもいられなかった。下着への指摘に、明莉は気まずげに口を閉じる。
 今日、あわよくば処女を捨てようと思っていたのだ。当然、下着も見られることを想定して、それなりのものを身に着けていた。
 しかし、高良はそれが面白くなかったらしい。不機嫌そうに明莉を見た。なぜか口元だけが弧を描いているところがまた怖い。
「他の男のために選んだ下着? 腹立つな。お仕置きだな」
 そう言うと、カップの縁に指を掛けて、ぐいっと横に動かした。布が横にずれて、膨らみが飛び出した。
「…………っ」
 あまりのことに明莉は声も出ない。目の前に出てきた先端を高良が素早く口に含んだ。
「えっ…………!」
 ちゅっと吸われて明莉はびくんと大きく身体を震わせた。口内で乳首が飴を舐めるように転がされる。舌先でねっとりと刺激されて、そこはすぐにぴんと勃ち上がった。
「あ、や……ん」
 押し返そうと試みたはずだったが、気付けば胸元に埋められた高良の頭を抱えながらびくびくと身体を震わせていた。胸の先から快楽が広がって鼻にかかった声が漏れそうになってしまう。
 それに加えて、下腹部が妙に疼くような感覚まで覚えて、明莉は思わず身じろぎをした。すると、太もものあたりが何かに撫でられていることに気付いた。
(脚を、触ってる……!?)
「やっ、だめ、高良さん……!」
 確かにこの地下駐車場には今、人気は全くない。停まっている車も他に一台ぐらいで、誰かがやってくる可能性なんてほとんどないだろう。
 けれど、さすがに明莉の許容範囲を越えていた。明莉は高良の肩を叩いて、必死に合図を送る。
「……分かってるよ」
 最後にそこをぐり、と押し潰してから、高良はようやく胸から顔を上げた。涙目の明莉を見て苦笑いを浮かべると、ブラを元に戻して、ボタンをはめ直す。そうしてからおもむろに身体を起こした。
「続きは俺の家でいい?」
 もう今はとにかく室内だったら何でもいい。そんな気持ちでコクコクと頷くと、ふっと笑った高良が手を伸ばしてきた。シートベルトを掴むと、下に引っ張ってベルトを伸ばし、かちゃんと受け口に差し込む。
 ぽんと明莉の頭に手を置いてから運転席に身体を戻して自身もシートベルトをつける。明莉をちらっと見てからシフトを握った。
 その後、途中でコンビニに寄ってから、車は高良のマンションの地下駐車場に滑り込んだ。
『ゴム買ってくるけど、他に何かいる? ちなみに今日泊まりになると思うけど』と堂々と言われて、明莉は待っている間どうにも恥ずかしい心地だった。
 これからすることを少しでも考えたらどうしようもなく落ち着かなかった。これは本当のことなのか、まるで夢の中にいるみたいで、どこかフワフワしてしまう。
 一方で頭の隅に現実的な自分もいて、これで本当にいいのか、流されてしまっているのではないかとぐるぐる考えていた。でもここまできて後戻りもできない。どの道、車の中の行為だけで十分一線は越えてしまっている気がした。
 緊張は、車から降りて高良に手を引かれてエレベーターに乗り込んでからも続き、部屋の扉の前に立った時、最高潮に達した。
(ここが高良さんのお家……!)
 明莉のアパートの何倍も家賃がかかりそうな立派な高層マンションの一室に高良は住んでいた。当然ながら、明莉がここに来たのは、始めてである。鍵をあけた高良が、「入って」と明莉を促した。
「お邪魔します……」
 おずおずと足を踏み入れる。センサーライトが点灯して足元を照らした。
 高良がどういう家に住んでいるのか、好奇心はあったが、正直なところ、明莉はそれどころではなかった。脱いだパンプスを揃える暇もなく、高良は明莉を引っ張って、廊下の並びにある扉に入った。
 そこは寝室だった。高良が入ってすぐに照明をつけたため、明莉にはすぐにそのことが分かった。高良は、もう一度スイッチに触れて照明の明るさを絞ると、部屋の隅に、持っていたビジネスバッグやジャケット、コンビニの袋をぞんざいに置いた後、明莉のバッグを手から取ってすぐ隣に置いた。そして、壁際にくっつけて置いてあるベッドのところまで明莉を連れて行ってそこに座らせた。
 何かを考える暇もなく、のしかかるようにして、高良が覆いかぶさってくる。
「や、やっぱり、ちょっと待ってください」
 ほとんど押し倒されている状態になった時、明莉は押さえるようにして高良の胸に手を当てた。

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