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2020
01.01

【15話】消えない恋心、君だけを愛してる

毎日無料

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抱かれても片思い

 ちらちらと気になって何度も社長室の扉に視線を向けてしまう。終業時間後の8時を過ぎたオフィスに残っているのは私だけだ。いや、正確には木村室長が社長室でまだ仕事をしているのだけれど。
 室長が和己さんに呼ばれて社長室に入ってかれこれ1時間になろうとしていた。それで私は一体何をしているのかというと……彼を待っているのだ。
 彼=彼氏=和己さん
 そ、そうだよね? その通りだよね? 私は和己さんの恋人だよね?
 何度も繰り返した疑問。はっきり彼女だとか恋人だとか言われていないけれど、彼が言った通り私は彼のものなんだから、そういうことだろうと思う。
 うーん。誰とも付き合ったことのない私は、どうなったら付き合っていると確信できるのかがわからない
“体の関係がある=恋人同士”とは言えない。それほど世間は甘くない気がする。だってほら、セフレって言葉まであるくらいだし……。
 あーいろいろ考えていると途方に暮れてしまう。
 初めてのあの日から何度も彼に抱かれているのに……。その度に私の体は敏感になって……。触れられただけで下着を濡らしてしまうほどなのだ。
 あーんもう、そんなことを考えているだけで下腹部が熱くなってきた。
 カチッとドアが開く音がし我に返る。
「高垣さん、CEOがお呼びです」
「は、はいっ!」
 勢い良く立ち上がり、部屋に向かう。ドアを開けてくれている室長の前を通るとき、突き刺すような強い視線で見つめられ、思わず息を呑みこんだ。何か言った方がいいのかと思ったけれど、和己さんに見つめられているのを感じたので、私は室長から視線を逸らし、部屋の中に一歩踏み込んだ。背中で閉まったドアの音にビクンと体が震えた。
「未央、言った通り、ガーターベルトをしてきたか?」
 そう言われ我に返る。彼の視線を受け止めると、ぞくっと背筋に甘い震えが走る。私はただ頷いた。
「見せてみろ」
 えっ? ええっ? こ、ここで?
 そんな疑問は頭の中で訴えているだけで、言葉にはならなかった。
「スカートを捲れ」
 動揺している私に彼は命令する。その声にさえぞくぞくしてしまう。
 私は言われた通りスカートの裾を掴み、おそるおそる捲り上げる。
 彼に見られているだけで、秘所が熱くなりジワリと蜜が溢れだしてしまう。その度に太ももの内側を擦りつけるように動いてしまう。
「未央、見られてるだけで濡らしてるんだろ」
 彼の低く甘い声が鼓膜を刺激し、脳に浸透すると全身が歓喜にわななく。私の脳は全てを覚えていて、勝手に全身に快感を送り込んでくるのだ。私のせいじゃない! そんな風に脳内で抗議するだけで答えることなんてできない。
「答えろ、未央」
 びくんと体が揺れたと同時にまだじわっと蜜が溢れだす。
「し、知らない!」
 私の声は掠れ震えていた。
「じゃあ、俺が正しいかどうか確かめよう。下着を脱いでみろ」
 口をあんぐりさせ、彼に訴えるような視線を向ける。ジワリと目尻が濡れる。泣きたいわけじゃなく、感じてしまって官能で目が潤んだのだ。
「脱がせてほしいのか?」
 私は首を横に振った。彼に拷問のようにいやらしく下着を脱がされるくらいなら自分で脱いだ方がましだと思いなおしたのだ。
 レースのショーツに指を引っ掛け一気に引き下ろし、脚を抜いた。スカートがすとんと定位置に戻ったことに密かに安堵する。
「こっちにもってこい」
 無意識のうちにごくりと唾を呑みこんだ。頬は真っ赤に染まり、体温が上がったせいで体が熱く汗ばんでいるのを意識する。下着を脱いだために風通しがよくなった秘所は湿っていたためひんやりとした感触が伝わってくる。
 歩くたびに擦れじわじわと快感が増していった。
 彼の目の前に来て、脱いだショーツを恐る恐る差し出した。
「広げて見せろ。濡れてるかどうか自分で見てみろ」
 羞恥で手先が震え勝手に息遣いが荒くなる。彼に命令されるとどうしても逆らえない。
 手に握りしめたショーツのクロッチ部分は見なくともべっとりと愛液で濡れているのはわかっている。わかっているけれど、見ろと言われれば見るしかない。
「あっ」
 小さな声が漏れる。広げたショーツのクロッチ部分はぐっしょり濡れている。
「どうなんだ?」
 冷静な声でそう聞かれると余計に羞恥が増した。その状態から抜け出したくて私は彼の問いに答えた。
「ぬ、濡れてる」
 そう答えた途端、ジワリと蜜が溢れだし、太ももの内側を伝い流れ落ちた。その感触にブルッと背中が震えた
「スカートを下ろしていいとは言ってないぞ。未央。ちゃんと俺によく見せてみろ」
 言われた意味を即座に理解した。それを躊躇したのは一瞬のことですぐに私は彼の言葉に従順に従った。
 私はスカートの裾を持ち上げ、脚を少し広げた。それだけで太ももの内側を愛液が伝い落ちる。全身に興奮による甘い震えが走る。
 私は既に彼とのこのゲームを習得していた。彼の命令に忠実に従うことで得られる快感の虜になっている。だから逆らえない。この後待ち受けている得も言われぬ悦楽を待ち望んでいるのだ。
 彼の息遣いが荒々しく変わった。私の興奮は高まり、息さえまともにできない。
 口で荒々しく息をしながら次を待つ。

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