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2019
12.27

【14話】クールで口下手な専務の溺愛プロポーズ

毎日無料

作品詳細

「早く食べなさい」
「いただきます」
 手のひらを合わせるものの、ソースが服に飛びそうで赤ワインで煮込まれたプレゼにはどうしても手がつけられない。ちまちまとサラダとパテを食べていると、成美の前に置かれたプレゼの皿に東馬のフォークが刺さった。
「好き嫌いするな。ほら、口開けて」
「嫌いなわけじゃ……ん」
 ほろほろと崩れる柔らかい牛肉がよく煮込まれていて美味しかった。サッと胸元をチェックしてソースが跳ねていないかチェックする。
「服、汚すのが嫌なのか?」
「だって、こんな高そうな服着たことないですし、赤ワインって洗濯してもなかなか落ちないんですよ? もう着られなかったらもったいないじゃないですか」
「また着てくれるのか?」
 東馬のほんの少し弾んだ声に成美の胸が高鳴った。
(もしかして喜んでくれてるのかな?)
 だったら嬉しいのに。成美の頬が期待で赤らんだ。東馬の目を見ずに頷けば、まるで本物の恋人同士のデートのように、部屋に流れる空気が柔らかく居心地のいいものになる。
「当たり前です。って言っても休日に出かけた時ぐらいしか着られませんけど」
 見栄を張ってしまったが、デート服などあっても家で一人ファッションショーする以外に使い道はない。休日だって出かける先はスーパーや薬局ぐらいだ。しかし東馬が喜んでくれるならという思いが強かった。
「休日に誰と出かける気だ。俺好みの服で着飾って、ほかの男に見せるのか?」
 何をどう誤解したらそういう解釈になるのか疑問だが、急に声のトーンの下がった東馬に自分がまた間違えてしまったと知る。
 先ほどまでの恋人同士のような甘く密やかな雰囲気はもうなかった。どうして成美はいつも東馬を怒らせてしまうのだろう。
「違います。じゃあ……会社に着ていきます」
「ダメだ」
「どうしてですか?」
「どうしても。俺以外に見せたら許さない。ああ、汚すのが嫌なんだったか」
「何をっ……」
 顎を持ち上げられて、大きく切ったプレゼを薄く開いた唇の中に入れられた。口を開けるのが遅れたために赤ワインのソースが顎を伝い、ポタリと水色のカシュクールの胸元に落ちた。
「ほら、これでほかの誰にも見せられないだろう? 赤ワインは落ちにくいんだったな」
 フォークが皿の上に荒々しく置かれる。小さなシミが白いスカートにいくつも飛んでしまった。
 ソースの垂れた顎と胸元をナプキンで拭われた。乳房の上を掠める東馬の手に心臓の音が跳ね上がった。
「専務っ……も、いいですから」
「腕や足は細いのに、ここはずいぶんと大きい。ほかの男にどれだけ触らせたんだ?」
 ナプキンが投げ捨てられてカシュクールの上から乳房が揉みしだかれた。
「あっ……」
 腰に回った腕に身体が引かれ背中から抱きしめられると、東馬の手がV字に開いた胸元から差し入れられた。両方の胸をゆらゆらと上下に揺らされて、指が食い込むほどに強く揉まれる。
 痛みさえ伴うほどの愛撫なのに、成美の身体の中心がジンと疼き下着が湿っていくのを感じた。
「あぁっ、ん、あ……つよ、い」
「痛いぐらいに揉まれても感じてるじゃないか。もうココはすっかり濡れてるだろう?」
 恥ずかしいことを言い当てられて頬が赤らむ。「続きは今夜してやる」その言葉を期待していたみたいだ。
 ブラジャーのホックが外されてカシュクールの中で、大きな胸がふるんと揺れた。布地の上から硬く勃ち上がった乳首をきゅっと摘ままれる。
「あぁぁっ」
 じゅわっと膣口から蜜が溢れる。
 昼間の愛撫で蕩けたそこは、東馬から与えられる刺激を今か今かと待っていた。

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